2013年5月30日、Node.jsの安定版ブランチにおいて、最新のメンテナンスアップデートとなるバージョン0.10.9が公開されました。

本リリースでは、パッケージ管理ツールであるnpmの更新や、非同期I/Oを支えるlibuvのアップグレードが含まれています。

開発者にとって特に重要な変更点として、TLSモジュールにおける通信終了処理の不具合修正が挙げられます。

主要コンポーネントのアップデート

今回の更新により、同梱されるnpmのバージョンが 1.2.24 へと引き上げられました。

また、コアライブラリであるlibuvも v0.10.9 へと更新され、プラットフォーム全体の安定性が向上しています。

対話型実行環境のREPLにおいては、JSON.parse実行時のエラーチェックに関する不具合が修正されました。

TLSモジュールの信頼性向上

Fedor Indutny氏の貢献により、TLS通信におけるリソース管理の適正化が図られています。

具体的には、.destroySoon()メソッドの挙動改善や、読み取り終了を待ってから書き込みコールバックを呼び出す修正が行われました。

さらに、.shutdown()システムコールのエラーを適切に無視する変更も加えられ、通信の切断処理がより堅牢になっています。

リリースリソース一覧

各プラットフォーム向けに提供されている主なインストールパッケージは以下の通りです。

OS種類配布形式
MacintoshUniversal Installer (.pkg)
Windows (x64)64-bit Installer (.msi)
Linux (x64)64-bit Binary (.tar.gz)

ビルドを手動で行う場合は、以下のソースコードを利用してください。

Shell
# ソースコードの取得例
wget https://nodejs.org/dist/v0.10.9/node-v0.10.9.tar.gz
tar -xf node-v0.10.9.tar.gz
cd node-v0.10.9
./configure
make
sudo make install
実行結果
# バージョン確認結果
v0.10.9

まとめ

Node.js v0.10.9は、TLS周りの重要な修正を含む、システムの安定性を重視したリリースです。

npmの更新も含まれているため、開発環境や本番サーバーの信頼性を保つためにアップデートを検討してください。