2012年1月27日、Node.jsの安定版であるバージョン0.6.9が公式にリリースされました。
このアップデートでは、サーバーの長期稼働における安定性に直結するメモリリークの修正や、パッケージマネージャーであるnpmの更新が含まれています。
主要な修正点とアップデート内容
今回のリリースにおける最大のトピックは、httpモジュールにおけるパーサーのメモリリーク問題が解消されたことです。
また、zlibモジュールにおいて、不正な入力があった際に発生していたクラッシュバグ (#2365) も修正されました。
さらに、同梱されているnpmのバージョンが1.1.0-3へとアップデートされ、パッケージ管理の利便性が向上しています。
プラットフォーム別の改善
Windows環境においては、C:\ドライブに対するstat()関数の呼び出しで発生していたデグレード (先祖返り) が修正されました。
一方で、WindowsにおけるUDPサポートはまだ完全ではないという注釈も公式に添えられています。
Unix環境向けには、dgramモジュールで欠落していた機能が再導入され、機能性が向上しました。
開発ツールとドキュメントの変更
シンボリックリンクされたスクリプトに対する --debug-brk オプションの動作修正も行われ、デバッグ作業がよりスムーズになります。
また、ドキュメントのデザインが刷新されており、開発者がよりAPI情報を探しやすくなるよう配慮されました。
インストール後は、以下のコマンドでバージョンを確認することが可能です。
Shell
# Node.jsとnpmのバージョンを確認します
node -v
npm -v
実行結果
v0.6.9
1.1.0-3
まとめ
Node.js 0.6.9は、HTTPのメモリリーク修正や致命的なクラッシュの回避など、システムの安定稼働に寄与する重要な変更を多く含んだリリースです。
当時の開発環境において、安定性を重視するユーザーにとっては必須のアップデートであったと言えます。
